お片付けニガテは性格の問題じゃない！ - 家事の時間を家族の時間に！家事代行の Time Market

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TimeMarketの野口です✨
いつもご覧いただきありがとうございます☺

「何から手をつければいいのか分からない」
「収納グッズを買ってみたり
モノを減らしてみたりしても、
やっぱり片付かなくて散らかる」

お片付けに対する
ニガテ意識を持っていらっしゃる方は
ものすごく多い印象を受けます。

私たちはプロとしてお伺いする立場ですので
日々学びを重ねているのですが、
学べば学ぶほど
「片付けるだけ」って
簡単に言っちゃいけないと、
つくづく思うんです。

私はたくさんのお宅にお邪魔するたびに
心が締め付けられる思いをしています。

それは、どのお宅に行っても
「キレイにするための努力をした形跡がある」
ということ。

収納グッズ、収納棚、ラベリング用のシール…

きっと、家の中を整えるために
色々と試行錯誤されていたんだろうなぁと。

そして、
「頑張ってみたけど限界だった」
「子供が片付けられない子になっちゃいそう」
と悩んでおられる姿を見ると、

今までたくさん
悩んでこられた情景が浮かんできて、
胸がキューっと締め付けられます。

みんな、頑張ってる。
でも、できない自分にイライラしてる。

片付けられないことに対して
自分を責めている方が多い印象を受けますが、
私は決して
「怠けている」とか「だらしがない」とか、
気持ちや性格の問題じゃないと思っています。

脳の特性が影響しているんですよね。

特に収納の仕組みを考えるときなんて、
ものすごく脳を使う。

行動導線を描きながら、
モノの取捨選択をして、
頭の中で
正解のないパズルを組み立て続ける作業。

それに、たとえ仕組みができていたって、
「戻す」という作業にもしっかり脳を使います。
帰るべき場所を把握して、
元通りにしなきゃいけない。

お片付けは
脳のスイッチが入っていないと
捗らないと言われていますが
本当にその通りで、
実はめちゃくちゃ
脳が疲れる作業なんですよね。

人間の脳内って
視覚系、理解系、運動系、思考系、記憶系、感情系、聴覚系、伝達系…
たくさんの役割がありますが、

視覚系が弱い人は
散らかっていても気にならず、放置しがち。

記憶系が弱い人は、
置いた場所を覚えていない。

と言われています。

散らかるのって、
ズボラだからじゃないんですよ。
脳のクセが大きく左右しているんです。

弊社スタッフでさえ、
整理収納のサービスに関しては
向き・不向きが
かなりハッキリと分かれています。
ですので、整理収納のご依頼の際には
それを得意とするメンバーが
お伺いするようにしています。
　
ですから、
「他の人はキレイにしてるのに、何で私は…」
なんて落ち込まないでください。
ニガテ分野があるのは当然ですから！

それに、脳の特性上、
もともとお片付けがニガテな方が
お仕事や子育てで疲れているとなると、
そりゃあ上手くいく訳がないんです。
　
疲れると、思考が停止してしまいますからね。

あなたのせいじゃない。
落ち込まないでください。

もちろん、脳だけじゃなく
育った環境やパートナーの性格も
影響するとは思いますが、
必ずしもそうだとは思いません。

だって、お片付けができなくて
悩んでいるお客様から
「うちの母はキレイ好きだったんですがね…」
「夫はすぐに片付けるタイプです」
というお話をしょっちゅう聞くんです。

やはり、先天的な要素が
大きいんじゃないかなぁと思っています。

だからこそ、餅は餅屋に。

車の修理や家の工事を
専門業者に依頼するように、
「片付けや、収納の仕組み作りは
専門の業者にきてもらう」
という文化がどんどん根付いたら、

片付けがニガテで苦しんでいる皆さんも
ラクになれるのになぁと感じます。
　
そもそもお片付けって、
お仕事として成り立つほど
経験やスキルが必要な作業なのに、
「当然できるよね？」と
思われていること自体おかしいんですよ。
ニガテな人がいるのは、至極当たり前のこと。
まず、そこから疑っていきたい。

最後に…

こんなことを言うと身も蓋もないですが、
こうすれば片付けが得意になるよ♪という
魔法はないんです。

脳のクセを変えることなんて、
よっぽどのキッカケがないとできない。
だから皆苦しいんです。

なので、安易な発言は
個人的にしたくありません。